FA・ロボット業界の片隅から

FA業界の片隅のフリーランス機械設計者のブログ。 産業用ロボットウォッチが趣味です。

残業上等でやってた世代とそれ以降の世代の伸び方の問題

このツイートを見て考えたこと。

前職では組合もあるそれなりの規模の会社に属していましたが、
私が入社した時は、長時間の残業の体質が残っており、トラブル対応や納期対応のために、体力・気力の限界まで仕事をしていました。
(それでも、上のおっちゃん達からは、昔よりはましになったと言われていましたが)

が、入社3,4年後には、残業時間の規制も厳しくなり、納期の厳しい業務については、管理職が引き継いで間に合わせるというような状態になりました。
当然ながら、納期が厳しくない案件はほとんどないので、新人は常にお手伝いのような働き方でした。

それ以降に入社した後輩たちには、「3年後に〇〇さんほどの実務能力がついている自信がないっす!」と言われたりもしました。

「最初のころは誰だってそう感じるもんだし、3年やったらそれなりに実力ついてるよ」と励ましつつ(もちろん全く嘘ではないのですが)
内心は「私の1年とあなた達の1年は密度がちがうから仕方ないよな・・・」と思っていました。

単純な実働時間の差もさることながら、最後までやりきるという経験の有無というのは大きいものです。

1日の就業時間が限られている中、新人が最後までやり切るようにするとなると、どうしても日数が増えざるを得ませんが、
そのようなことが許されるわけもなく。

ときさんがツイートでおっしゃっているように自分時間の過ごし方で差がつくことは間違いないのですが、会社の先輩の立場でそれを言うと業務指示ともとられかねず、難しいところです。

どうすればいいのだろうかと悩みつつ、独立してしまいましたので、その答えは出ないままです。