FA・ロボット業界の片隅から

FA業界の片隅の機械設計者のブログ。 産業用ロボットウォッチが趣味です。

KUKAの新ラインナップ KR FORTEC ultra

KUKAから大型ロボットの新しいラインナップが発表されました。 可搬重量 800 kgのKR FORTEC ultra重可搬ロボット | KUKA AGまだ発表されてから日が浅い*1こともあり、一般公開されている情報が少ないのですが、検索したところ下記のような記事が見つかりまし…

ヒトとロボットの協働作業の5ステップ

ヒトとロボットの協働作業の5ステップ 協働ロボットは柵が要らないロボット、となんとなく思っている方も多いと思います。 では人とロボットの「協働」とはいったいどんな状態を意味するのでしょうか? その疑問に答えるような論文がありましたので、紹介し…

アーク溶接ロボットとスポット溶接ロボット

アーク溶接とは ロボットでアーク溶接と言うと、半自動アーク溶接のことを指します。 連続的に供給されるワイヤーを母材に溶かし込みながら、金属をくっつける溶接です。 アーク溶接の種類と原理 | アーク溶接 | 溶接革命 | キーエンス一般的にイメージされ…

ロボットの機構(10)~狭いところでうまく動く工夫~

下記の記事と関連した話です。 fa-robot-watch.com ロボットは干渉が大敵 プログラム次第で様々な動作ができる垂直多関節ロボットですが、大きな悩みの1つが干渉です。 ある姿勢をとろうとすると、周りの設備とぶつかる・隣のロボットとぶつかる・・・ロボ…

ロボットの動作範囲の記載方法についてのもやもや

産業用ロボットの動作範囲(最大リーチ)の記載方法についてです。 下記の記事を書くために調べていた時に気が付きました。 fa-robot-watch.com 6自由度での動作範囲記載 6軸の垂直多関節ロボットの動作範囲を論じる場合、下記の不二越のロボット動作範囲…

ロボットの機構(9)~協働ロボットの手首構造について~

今回は協働ロボットの手首構造についてです。 手首の関節について 通常の6軸多関節ロボットは、下記の図のような関節配置をしているものが多いです。 (当ブログのロボット構造の図示方法はこちらをご覧ください:本ブログでのロボット模式図について - FA…

ドメイン変更・ブログ名変更のお知らせ

独自ドメインに切り替えました。旧ドメイン https://fasumi.hatenablog.com/新ドメイン https://fa-robot-watch.comまた、ブログタイトルも変更しました。 ブックマークしている方はURLの変更をお願いいたします。有益な情報を発信し続けられるように頑張り…

ロボットの機構(8)~アーム伸縮7軸ロボット~

今回は7軸ロボットについてのお話です。 7軸ロボット 7軸ロボット、このブログを読んでいるような方ならご存じと思います。 冗長自由度を持ち、障害物を回避して作業ができるというものです。 一般的な7軸ロボットについては、こちらのYAMAHAのページを…